みなさまは何のためにウォーキングを行いますか?
本日は、人生100年時代を考えた健康のためのウォーキングと題して、これからウォーキングを始める人に読んでほしい記事となります。
一般社団法人日本アスリートウォーキング協会 代表理事 石部順一
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私自身が学んで実践してきたウォーキングのこと、コーチングのこと、それらを通して起業してきたことをトータル的にサポートする仕事をしています。楽しく豊かで自然の摂理に沿ったライフスタイルを提案しています。45歳から俳優・モデル活動にも新たに挑戦しています。ランニング学会認定指導員も務める。
1 心拍数ウォーキングとの出会い
2 何のために運動するのか
3 1日10分から始めるキツくない運動
私の場合で恐縮ですが、20代前半に継続的な運動を開始するのですが、ウォーキングの前にジョギングからスタートしています。
当時、健康ウォーキングに関する知識は全くないと言っていいほど。とにかく運動することに対するイメージが良かったのですが、というのも「身体はムキムキになったらカッコイイかな!」という、それぐらいの動機でした。
その後、いま大切にしている「心拍数ウォーキング」と出会うことになり、健康のための運動というキーワードに出会うことになり、日々の充実度のためにウォーキングをするようになりました。
もう忘れてしまいましたが、何かの本を読み、その中で「なぜ健康のためにウォーキングやジョギングをしているにもかかわらず、膝を痛めたり腰を痛めたり、風邪を引きやすくなったりするんだろうか」という問いかけがありました。
25年ほど前の話ですが、その言葉に私はとても反応したのを記憶しています。
そこから私自身は勉強して心拍数を管理するということに出会い、
・競技における運動
・日々の生活の充実度を上げるための運動
・健康増進のための運動
はそれぞれ違うということを、徐々に認識しました。
しかしながらまだ20代前半は、やはり激しい運動することがカッコイイと思い、運動にブレーキをかけるのがとても難しかったことを記憶しています。
それは「何のために運動するのか」という視点が曖昧だったからだと今なら思えます。
現在は、仕事上で必要なこともあり、健康・ウォーキング・ジョギングの最新情報や知識を得るために、ランニング学会の認定指導員も務めています。定期的に学会大会も出ています。
所属してから10年近くとなりますが、ランニングのコーチや監督達と懇親をとる中で本当にジョギングが体を痛めるということは痛感させられてきました。
というのもジョギングのコーチや監督は私とは違い、実際タイムトライアルを目指すアスリートの方達が多いのです。
彼らは決まって懇親の場では「ケガ予防」の話のオンパレードです。
足が痛い、膝が痛い、腰が痛い、なにか対策はない?と。
ケガの話が多く、さらには風邪をひきやすくなったと。
見た目は肌が日に焼け、いかにもスポーツマンで健康そうなコーチ達が風邪をひきやすいというのです。
最初は本当に驚いた次第です。私はもともとそういった体育会系畑ではないことから、少し客観的にコーチの仲間達や自分自身を考えるいいきっかけとなりました。自分の目指す「何のために運動するのか」ということおかげで考える機会となり、今でもよく思い出します。
やはり「適度」というものは大切だと考えます。
ジョギングにしてもウォーキングするにしても適度というものがあると思っています。
運動を開始する時の年齢や、その時の体力によっても違ってくると思います。同じ年齢で同じ体重の人が5km歩くということでも、過去10年間どんなライフスタイルだったか、どんな運動をしてきたのか、全く運動しなかったのか、少しはしていたのか、などによって全く違ったスタート地点になると思います。
なので、一概には基準値を設けることは難しいと思います。
そこで目安にして欲しいのは「心拍数」ということになります。
(220-年齢)×0.6
この心拍数を目安に1日に10分からウォーキングをスタートできればいいですね。
今日は少しコラム的な内容となっていますが、これはとても大切な内容だと思っています。
100年時代、元気に最後まで自分の足で歩き、自分の意志で判断し行動できる。
そんな心と体と脳をつくることには、日々の適度なウォーキングが大切で、それの積み重ねが100年時代の充実した人生を作ると思っています。
そういった理由でも心拍数を学び実践することがスタートとしては安全だと私は思っています。
セミナーや講演などでもこのことは特に話す内容です。
意外と運動って楽でいいんだ、全くキツクないし、と新しい気づきが起こります。
運動と言うと学生時代に無理やり走らされたり、キツイのに歯を食いしばって無理やり我慢したり、部活などでの経験そのままのイメージで運動が嫌いになってる方も多くよく聞く話です。
その学生時代の苦い経験で運動を終えてしまうのは、とてももったいない話で、特に大人になってからの運動というのはキツクないほうがいい。
そんな視点があれば気持ちよくスタートできると思います。
これを読んだきっかけで楽なウォーキングをする方が一人でも増えると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。(^^)/
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