こんにちは。アスリートウォーキングⓇ事務局です。
今回は日本アスリートウォーキング協会の石部代表と受講生が話したウォーキング専用のシューズやスニーカーについてブログでまとめました。
石部さんは、8年間、日本アスリートウォーキング協会の代表理事として 親子三代の元気の応援という理念のもと、ウォーキングを全国に広める活動をされておりますね。
ウォーキングの時にシューズやスニーカーを選ぶ上で大切なポイントをお聞きしたいのですが。
ご質問ありがとうございます。
もちろんウォーキングに適したシューズやスニーカーというものがございます。
当協会のアドバンス講座で詳しく説明している内容ですが、当協会では2009年にイギリスの科学雑誌「Nature」で発表された「Tread Softly(トレッド ソフトリー)」という考え方を採用しています。この論文では「人間は本来、裸足で歩いたり走ったりすることが体に負担の少ない理想的なフォーム」だということが発表されております。
私はその考え方を知って以来、ウォーキングやジョギングにおけるシューズやスニーカーの考え方が180度変わりました。
その理論に基づいたシューズを履きたい!という思いから当協会のウォーキングシューズは生まれました。長年、自分の足で歩くためには大切な考え方であり、足や膝や腰に負担が少ないと考えています。
はい、そうですよね。
ヨガやダンスといった運動は、体の筋肉や関節をめいっぱい使いたい運動なので、裸足の状態で運動しなければ、身体が本来持っている機能どおりには動かしにくくなります。
ただ、ヨガやダンスだけではなく、どんなスポーツにも共通して言えることではないかと考えています。
また、シューズやスニーカーで特に重要なポイントは「アキレス腱」だと考えています。
最近では、日本で唯一の足の総合病院(下北沢病院)から出版されている本でも、アキレス腱について紹介されていますね。誰にでも備わっている左右の太くてしっかりしたアキレス腱は、実は体を動かす上でとても大切になってくるのです。
足下をしっかり、足腰をしっかりという言葉がありますが、もう少し具体的に言うと、アキレス腱から下には足の裏があり、その足裏の使い方がとても重要になってきます。ウォーキングというシンプルな全身運動でさえ、足裏の使い方が重要だと考えています。
いかがでしょうか。前方の部分だけが屈曲する靴、もしくは全く屈曲しない靴もあるのではないでしょうか。ウォーキングにおいてはできる限り裸足に近い状態=前方も後方も屈曲することが裸足に近い靴ということになります。
足の裏はとても柔らかいですよね。様々な方向に柔軟に動く足の裏、足首より下の足関節は人間の体の中でも骨が最も多く、だからこそ、とても柔軟で大切な役割を持っています。
それを活かすためにも、靴の底の部分が、前方も後方も、さらにはサイドの方までも屈曲するような靴がいいと考えています。なので当社の靴は柔らかい天然ゴムを使い、靴底の裏のパターン、溝形状も先ほどお話した視点で設計しています。
近頃では、厚底シューズや薄底シューズといった様々な賛否両論の考え方がございますが、私が話している内容は、あくまで気持ちよくウォーキングをするための理論や考え方となっており、ランニングの業界における厚底シューズがいいのか、薄底シューズがいいのか、の議論とは異なります。
当社では、健康的に怪我が少なく、気持ちよく歩けるウォーキングシューズという視点でウォーキングシューズを作っております。
さっそく今履いているシューズで試してみましたが、思っていた以上に固いです…💦足にやさしく、ウォーキングに適したシューズの選び方、勉強になりました。
最後に、今日の内容を読んで、さっそくウォーキングを始めよう!という方に何かアドバイスを頂ければと思います。
100年時代、最後まで自分の足で歩けることは、とても豊かな人生を過ごすことになると考えています。私自身も、元々はそこを目指してウォーキングを始めました。
しかし結果として、最後まで自分の足で歩くことを目指したことで、実は今現在を豊かにするということに気づきました。
様々な動機やきっかけでウォーキングを開始したいという方もいらっしゃるかと思いますが、気持ちよく適切にウォーキングをすることで人生はより良くなっていきます。
そんな近い未来を楽しみに、ぜひ人生を良くするためにもウォーキングを、安全に楽しく続けていただきたいと思います。
石部代表、本日は有り難うございました!
今日の学びを活かして、まずはウォーキングに適したシューズやスニーカー選びを行います。そして、より豊かな毎日を目指して、快適にウォーキングを実施していこうと思います!
\ウォーキングシューズを説明した参考動画はこちらから/
\石部代表が企画デザイン・開発したウォーキングシューズはこちらから/