こんにちは!
今回は日本アスリートウォーキング®協会の講師資格を取得する際に学ぶ、コーチング技術について説明します。
コーチング技術はウォーキングの講師資格に限ったものではなく、あらゆる分野で講師という仕事に関わる方に読んでほしい内容です。
一般社団法人日本アスリートウォーキング協会 代表理事 石部順一
プロフィールはこちら
私自身が学んで実践してきたウォーキングのこと、コーチングのこと、それらを通して起業してきたことをトータル的にサポートする仕事をしています。楽しく豊かで自然の摂理に沿ったライフスタイルを提案しています。
日本アスリートウォーキング協会の講師講座でコーチングのスキルを学べることは、創業当初より受講生が次の受講生を紹介頂ける大きな要因となっています。今日はその理由を説明していきましょう。
1.私がコーチングを学んだきっかけ
2.コーチングを学んで気づいたこと
3.世界一のコーチから学んだことで
4.ウォーキングスキルを正しく伝えたい
5.ウォーキングスキルをビジネスとして成立させたい
6.受講生の人生を変える技術
まず最初に、私自身が〈コーチング〉を知ることになったきっかけです。
話は遡りますが、私は以前、製造業界でファクトリーオートメーションという工業系のプログラミングの技術者として会社勤務していました。その後に、数年経ってからは30代で管理職に就き、技術者を教える立場として従事していました。
教える立場としての経験の中で、私が伝えたいことが部下へ正しく伝わっていなかったり、部下が心地よく指示を受け取ってくれていなかったりと、部下指導という立場になったことで気づくこと・戸惑うことが多々ありました。
そんな時、会社から〈コーチング〉を学びにいく機会を頂けることになりました。休日や土日を使いスクールに通い、そこでは大企業や中小企業など、私と同じような立場の管理職の人たちが休日を利用し、会社で活用するための〈コーチング〉を学びに来ていました。このように、私がコーチングを知るきっかけは、会社員としての中間管理職がスタートとなっています。
実際にコーチングを学びだしてからは、部下との関係が随分と良くなり、以前よりも正しく指示が伝わるようになることを実感し、「コーチングという技術はスゴイ!」と思い、ますますコーチングの世界に興味を持つようになります。さまざまな本を読み漁り、セミナーや講座へも数多く通いました。
コーチングとは一般的に「コミュニケーション、承認、傾聴、質問、フィードバック、目標達成スキル、自分・相手を理解する技術」と言われています。講師や先生という教える立場にある場合、コーチングという技術なしには、受講生との良い関係は築いていけないと思っています。コーチングは、目の前にいる人を理解する技術であり、コミュニケーションには欠かせないものです。
そんな中、世界一のコーチという人がいることを知りました。アンソニーロビンズという方です。自然な流れで、海外セミナーが中心のアンソニーロビンズの学びに興味を持ちました。そんな時に、ちょうど日本に初来日することを知り、3日間ほどのセミナーに参加する機会をいただきました。
その充実した3日間の中で、心理学や人間関係のことをより深く学ぶことができたこと、そして自分の状態をコントロールすることが非常に大事だということを、指導者としての視点でも学ぶことができました。
それが大きなきっかけの一つとなり、日本アスリートウォーキング協会という社団法人を設立することになります。
私がこれまでライフワークとして関わってきたウォーキングによる身体と心と脳をマネジメントする技術を、正しく多くの人に伝えたい、それにはコーチングのスキルは必須だと思いました。そこで、認定ライセンス制度を設け、ウォーキングのカリキュラムに加えてコーチングのカリキュラムを作り、共にアスリートウォーキング®の技術を伝えてくれる方々の募集を開始しました。
それが、現在の日本アスリートウォーキング協会の講師資格取得のためのカリキュラムの中の、コーチング講座の基礎となりました。
ウォーキングや健康に興味があり、ウォーキングの講師資格を取得に来られた人達は、コーチングや心理学からビジネスまで学べることに驚かれる方もいます。
私自身の考え方で、認定講師自身がウォーキング(歩く)というシンプルだけれど深い技術を実践することがとても大切で、それを受講生に正しく伝え、やる気を持って来ていただくことが大切だと考えています。
そのため、認定講師の人達にはコーチングをしっかり学んでいただき、更にはビジネス理論もあわせて学んで頂きます。
アスリートウォーキング®の受講生が、講師からウォーキング理論を学び、満足して講座を受け終え、そしてウォーキングを継続し、心も体も脳も健康になり人生を変えるような、
「あの講座を受けたから私の人生がとても良くなった!」
そんな言葉を頂けるような講師育成のために、コーチングスキルを導入しているということです。
●さいごに●
いかがだったでしょうか。本日の内容は、ウォーキングの講師に限ったことだけではなく、様々な分野の講師に共通することでもあると思っています。今日の記事に興味を持って頂いた方は、日本アスリートウォーキング協会の1級認定講座をぜひ受講していただきたいと思っています。 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。