【公式】一般社団法人日本アスリートウォーキング協会

コロナ収束後も必要な体力アップのウォーキングとは

 

 

こんにちは。

本日は、整形外科医の田嶋まさみが担当致します。

アスリートウォーキングマスター認定講師もしております。

 

 

 

私は、一般病院の整形外科で

週に4日、外来診療をしています。

 

 

今日は、外来でのエピソードをお話しますね。

 

 

 

整形外科外来をしていると

老若男女、いろんな目的の患者さんが来ます。

 

 

 

・初診の人

・状態に大きく変化はないけど、薬の継続処方を希望してこられる人

・痛みが続いていて、よく調べてほしい人

・とにかく痛くてつらい人

 

 

 

混んでいるときは、なかなか

すべての人のニーズにこたえてあげられません。

 

 

 

ただ、皆が皆、時間をかけてゆっくり説明してほしいわけではなく

薬を適切に処方してもらってすぐ帰りたい人もいるので、

 

 

 

「この人は何をしてほしいのかな」

と思いながら毎回診察をしています。

 

 

 

 

 

痛みが続いており

来院のたびに処方を変えたり注射を打ったりしている

ある80歳前後の男性。

 

 

 

その方も話し好きなのですが、まあ

なかなかゆっくり話も聞けません。

 

 

 

ある日、注射の薬液の準備ができるまでのほんの数分ですが、

その男性と話す時間ができました。

 

 

 

私「そういえば写真撮るっておっしゃってましたけど、

どういう写真を撮るんですか?」

 

 

 

男性「たとえばね、ダイヤモンド富士の瞬間を狙ったり

満月の夜、飛行機が偶然差し掛かるタイミングをとったり。

そういうのが好きな人の集まりがあるわけ。ぼくはそれに行ってるの。

カメラかついで、時には何時間も歩いていくんだよね。

でも雨が降ったり曇ったりしたらパーだけどね。」

 

 

 

その、針の穴のようなタイミングのために、わざわざ

富士山がよく見えるところまでカメラを担いで行くのだそうです。

本人はそれが楽しみ。

 

 

 

いつもイタイイタイと眉をひそめて訴えるその男性は

カメラの話をするときはとても目を輝かせています。

 

 

 

男性「だからさ、脚や肩が痛いと行くのもつらくなっちゃうからさ~

おれ、先生が言ったとおりに、筋トレもしているよ!」

 

 

 

具体的に、その患者さんがなにに困っているか。

残念ながら、痛みをすべてとってあげられないけど、

 

 

何ができれば、楽しく暮らせるか。

 

 

 

つい、毎日診察して診断して処方して・・を

繰り返していると、

 

 

 

病気を治すことに全力を注ぐことは間違いなくても

その人の背景まで気が届かなくなってしまうことがあります。

 

 

 

病気ではなくて、人。

 

 

その「人の具体的な目標や悩み」を聞いて、

プロとして具体的な方法を提示していくことが

私にとっての最大の仕事であり、課題だと肝に銘じています。

 

 

 

こうして

カメラ担いで富士まで行って歩く。

夜行バスに乗って青森まで行って歩く。

 

 

 

好きなことを何歳になっても続けられている方に共通しているのは

「体を動かす活動」

とてもイキイキしていますよね!

 

 

 

診察しているこちらの方が

元気を頂くことばかりです。

 

 

 

 

好きなことをしているとき

好きなことを話すとき

痛みは、忘れますよね!!

 

 

 

 

 

何歳になっても自分の好きなことを続けていられるためには

体力あってこそ。

 

 

 

 

歳をとれば無理だろう・・・

もうすでに、体力なんてないから・・・

とあきらめてはいけないなと

患者さんから教えられています。

 

 

 

 

何歳になっても

自分のやりたいことを続ける、

行きたいと思うところに行くために

 

 

 

 

体力も心肺機能も育てられるウォーキングは

必ず役に立つ、と私は考えています。 

 

 

 

 

 

コロナの今だからこそ。

コロナが収束し、私たちが再始動するときに最も必要な「体力」を

今から積み重ねていきませんか?

 

 

アスリートウォーキングなら、

それは叶います。

 

 

 

 

運動不足の親子へ贈るメールマガジンを個人で発行しています。

 

 

 

今日もアスリートウォーキングのブログを

お読みくださりありがとうございました。

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